2021/06/21
先日鍼灸の大きな学会がありました。最近は学会(学術大会)もオンラインとなり、保存録画もあるので有難いです。
科学的に鍼灸の効果を解明し、論文作成をしていきます。こういったことの積み重ねで病院からの紹介や、鍼灸の発展と普及につながるわけです。
今回は当院でも多く来院されている疾患の一つである、顔面神経麻痺のセミナーでありました。元々鍼灸治療にたどり着く症例は難治性の方が多いので、いかに予後を良好に治療していくのかが示されていました。
顔面神経麻痺以外にもあらゆる疾患、基礎研究、臨床症例などが発表されました。これらの活動から鍼灸もいよいよ診療のガイドラインに載る事ができたのです!!
医師の治療方針は全てガイドラインにそった治療になり診療ガイドラインが必要となるわけです。だからこれに載っていないと患者さんに示せない(責任がとれない)わけで。
鍼灸が怪しいと言われてきましたが、これで一歩前進ではないでしょうか。また、こういった功績が保険適用に繋がっていくし、病院では治らなかった患者さんも治療の幅が出てくるので嬉しい事ですからね。