三叉神経痛

帯状疱疹と同じウイルスが三叉神経を攻撃し、神経上に激痛を起こす病気です。ひどい症状だと一カ月近く入院し、点滴などによる投薬が行われます。改善する場合もありますがほとんどの方は痛みが残り、その後も痛み止めを服用する生活を余儀なくされます。このように慢性の痛みになるとどこが悪いから痛い。のではなく、あらゆる感覚器官が過敏に痛みを記憶し、それが不安やストレスによっても増悪するようになります。また、硬く緊張した筋肉は血流が悪く発痛物質が流れないため痛みを助長させる悪循環をきたします。

こんな時に鍼灸は過敏に興奮した神経を抑制し、筋緊張を緩和することで血流を改善し、治る状態を作っていくことができます。当然その間も痛みのレベルが下がる事で生活が楽になり治る方向に向くことができるのです。現代医学の治療法は投薬、手術などが主流なのでそこに当てはまらない場合は選択肢がなく、患者さんご自身の絶望感を覚えます。なぜか鍼灸が「最後の砦」といわれるのもどこに行っても治らず最後に来られるからではないでしょうか。しかしそうではなく鍼灸はどこの段階でも介入することができるのでもっと多く方に治療の選択肢の一つとして認知度を上げていかないといけないと思います。三叉神経痛や帯状疱疹後神経痛などでお困りの方どうぞお気軽にご相談下さい。