動静脈吻合(AVA)

皆さん「動静脈吻合」を聞いたことありますか?その名の通り動脈と静脈が合わさるところですが、この部分は深部体温の調節に非常に大切な部分です。冬にカイロを握っていると身体も暖かくなってきます。足湯や手湯も同じです。逆に暑い時に保冷剤を持っておくと身体の深部体温が下がり熱中症対策になります。

AVAは手のひら他に指先(爪の際)足、鼻、耳にあります。外気が寒い時は鼻が冷たいのはわかりますよね。これは体温を逃がさないようにしています。身体って面白いですね!!

実はこの動静脈吻合部はツボとリンクしているのです。労宮(ろうきゅう)少府(しょうふ)というつぼです。

労宮は心包経(心臓を包む経絡)。少府は心経(心臓に関わる経絡)です。どちらも心臓(心)つまり血液に関わるツボなのです。おもしろいですね。他にはストレスが溜まると労宮に圧痛がでます。貧血気味の人には労宮にお灸をします。こんな感じでツボと解剖学って密接な関係があるのです。