自律神経と筋肉

ストレスで筋肉の緊張が起こる!?

大勢の人前で話をする時に緊張して身体が硬くなったり、試験の時にやたら肩が凝った経験

は誰にでもあると思います。このように筋緊張はストレスととても密接な関係があり、筋肉の

中にある『筋紡錘(きんぼうすい)』というセンサーが、この現象に大きく関わっています。

筋紡錘にはそもそも筋肉の緊張度合いを調節する役割があり、交感神経が分布しています。

そのため、ストレスなどにより交感神経が亢進すれば、筋紡錘を刺激することになり、筋肉も

緊張します。しかしながら、交感神経による筋肉の緊張はどの筋肉でも起こるわけではありません。

筋肉はその役割から、主に運動をつかさどる相動筋と、主に姿勢の維持に働く姿勢筋(抗重力筋)

とにわけられますが、姿勢筋は常に無意識下で筋緊張を変化させることが必要なので、他の筋肉に

比べて筋紡錘の数が多いといわれています。そのため、交感神経の亢進が起これば姿勢筋に影響が

現れるのです。以上の事から、ストレスの多い人(交感神経過剰)では図に示した姿勢筋に

緊張(コリや硬さ)がでやすいのです。また、自律神経の失調を起こすパーキンソン病では

姿勢筋の緊張が出現し、全身の運動障害や関節の痛みが出てくるのです。

特に思い当たる事がないのに全身に緊張がある、もしくはただの肩こりとして受診されても

僕が検査すると様々な箇所の緊張を認める方も多く見受けられます。

その様な場合、ご説明しながら全身的に身体の治療となるケースがあります。

まさに❝心身一如❞ですね。