炎症

錦帯橋マラソンが開催されました。参加される患者さんも久しぶりの大会になるのでワクワクしておられました。今年はもっとたくさん大会が(安全に)開催されると嬉しいですね!!

 

膝が腫れる、指が腫れるなどの炎症。勝手に腫れて、熱をもち、痛みとなる。

なぜ腫れるのか。炎症物質うんぬんの難しい話しではありません。

腫れている状態とは実は、そこに血液を多く供給させようとしている体の仕組みなのです。

血液を多く供給させ回復を促進させるためです。西洋医学はこの炎症を抑制させるので治癒というメカニズムなのか症状を抑えているだけなのかわかりかねます・・・

鍼灸医学はホメオスタシス(生体のバランス)を調整するので一度その炎症が強くなることもありますがその後は早く回復してきます。

先日の患者さん、膝が腫れて整形で6回水を抜いたけどまた腫れて痛みも引かない。こんなとき鍼灸治療は、関係している筋肉や皮膚の緊張を鍼で緩め、関節を攻撃している過剰な免疫をお灸で抑制させます。

抑制といっても薬物ではなく、一時的な熱で過剰な炎症を止めるように体に仕向けるのです。

2回目の治療では腫れはまだ少しありますが、夜眠れるようになったとの事。また、歩くのも楽になってきたと嬉しいお言葉を頂きました。

人間の体には良薬がたくさんあります。それを引き出すのが東洋医学というわけです!