9月病!?

五月病はご存知の通り、今や九月病というのがあるみたいです。どうやら長い夏休み明けのだるさ、気分の変化による体調不良を言うらしいですが、何でも○○病とつければよいというわけでしょうかね。気候変動も昔とは変わって過酷になって来ていますが、それとは反比例に人間が軟弱になってきているのもあるでしょう。困ったものです・・・

不定愁訴とは不特定の心身の不調症状を指します。眠れない、食欲不振、慢性の痛み、全身倦怠感など。その陰には大きな病気があるかもしれませんが病院で検査をしても異常がないものは一般に自律神経失調症といわれます。鍼灸は全身の筋肉、内臓、精神を東洋医学的に診察し、バランスをとるように(中庸)することを治療とします。結果、偏っていた自律神経が正常に働くようにしていきます。西洋医学でいうなれば体性内臓反射、脊髄の下行性抑制系、前頭葉の血流促進(扁桃体興奮抑制)などに関わります。

難しいことはさておき、患者さんは受けて身体が楽になるのを感じればそれでよいのです。身体が楽になり心のざわつきも治まります。

自律神経は環境が最も影響します。なぜなら環境に適応するための身体の反応なのですから。そのような環境にいなくてはならない人は大勢いますが、そんな時鍼灸が心身のオアシスとなればと思い治療を施しています。リセットできるのも鍼灸のよいところ。暑さも和らぎ秋分から陰気が増してきます。夏の疲れが出ないように今から治療していきましょう!!