のどのつまり感

ここ最近毎日でも見かける症状に「のどのつまり感」を訴える方が非常に多くいらっしゃいます。西洋医学では異常がないので対処の使用がありません。症状名では「咽喉頭異常感症・ヒステリー球」といい漢方薬の半夏厚朴湯が処方されます。

東洋医学では「梅核気」と言って梅の種が喉につかえた感覚に似た状態をいいます。もともと肺や胃腸が弱い方がストレスを受けると発症すると東洋医学では解釈しています。のどが悪いわけでもなくストレスの表現が喉のつまり感として現れるということです。

鍼灸ではこのような場合、胃腸を整える治療をもとに呼吸がしやすくする治療(肺)に重きを置き、全体的にリラックスできる治療を施していきます。

このようになった背景には本人の体質や現在もしくは過去の環境が大きく影響しております。薬を飲んだから、鍼を2,3回したから治るというものではありません。頑張りすぎる体と心に目を向けて焦らず治療を続けていくことが大切かと思います。