特発性大腿骨頭壊死症

早いもので今日から新年度が始まります。
皆さんは何か新しい事を始めましたか?
僕はラジオ英会話を始めました!!
英語構文を身に着けること。とっさの英会話ができるようになること。
無理せず楽しんで続けられる。それがいいですね~

俳優の坂口憲二さんが“特発性大腿骨頭壊死症”という病気を罹った。
という記事をみてびっくりしました。

大腿骨頭壊死症とは、血流障害のために大腿骨頭の一部が壊死してしまう病気です。
説明すると
膠原病などに対する副腎皮質ステロイド薬連用に続発するステロイド性、
アルコール類の常習的多飲によるアルコール性と今回の様な原因が不明な特発性に
分けられます。ステロイド性は20-30歳にも発症しますがアルコール性と特発性は
壮年期以降に多いです。男性が女性の2~3倍の頻度とされ、約50%が両側に発症します。

階段を踏み外したなど軽い外傷を契機にして、急に股関節痛を覚えることが多くなります。
この初期の急性疼痛はすでに骨頭壊死に陥っていた大腿骨頭が、軽微な外力によって
微小骨折を起こすことによります。しかし初期の痛みは短時間に軽快するので、
あまり自覚しないことが多い。そのうち痛みが持続的になり、股関節の動きも悪くなり、
歩行障害が目立つようになります。

治療は
壊死部分によっては自然寛解しますが、壊死部位が大きい場合手術の対象になります。
                             (参考:整形外科疾患 外来診療のヒント)


股関節に関わらず、痛みが出たら診断のため必ず病院を受診してください。
異常がない。もしくは湿布や痛み止め、電気治療等となれば鍼灸適応疾患です。
これも医鍼連携(医療‐鍼灸)ですね。

ちなみに骨頭壊死症には膝関節にも起こりますので特に60歳以上の女性で
急に膝が痛くなり、初期の痛みが特に強いものはすぐに医療機関へ!