日本歯科東洋医学会

この度、広島で開催された『日本歯科東洋医学会学術大会』に参加してきました。
これは東洋医学に興味のある歯医者さんの学会です。
当院を受診されている歯科医の先生からのお誘いもありまして初めて参加しました。
僕が思ったより皆さん東洋医学にご興味があり非常に活況な学会だと感じました。
口腔内から全身を診ること、ツボ刺激や漢方の勉強など僕たち鍼灸師でも楽しめる
内容でした。
市民公開講座ではメディアでもお馴染みの川嶋朗先生による“冷えという未病”のご講演
があり大盛況です。この内容を少しご紹介いたします。
2015年の国民医療費は42.4兆円。これに医療費に介護費、年金などを加えると税収と
同程度になる。国家は赤字国債でまかなうことになります。これは次世代への借金である。
つまり、子供や孫のクレジットカードを使って生活している事になります。
医療費は病院にかかることで必要とされる費用です。ではどうしたらよいか。
具体的には、病気にならない事、つまり予防です。
東洋医学には、未病という概念があります。健康と病気の中間に位置するもので、検査に
異常が自覚症状のある状態をいい、放置すれば本当の病気になってしますものです。
そんな未病の症状で着目したのは『冷え』の対策です。
現代は冷蔵庫の普及、冷たいものの過剰摂取、エアコン、薄着、運動不足、ストレス等
現代人は冷えている環境にあるのです。
昭和32年(60年前)の日本人平均体温は36.89±0.34℃だったそうです。
冷えを放置していれば代謝および免疫が低下し、結果として万病を引き起こしかねません。
西洋医学では冷えを治すことができないのでその段階でしっかりと治していくことが
必要になってくる。 とのことです。

わかります。わかります!!
全ては血流ですからね。血液が熱を運ぶのですから!東洋医学は素晴らしい。
鍼灸院では冷えを自覚する患者さんが9割もいます。若いのに体温が35℃台の方もいらっしゃいます。
治療を重ねていくと36℃台にはなっていきます。やはり体が暖かくなると心身の健康が向上して
きますので元気になっていくような感じを受けます。
今後冷え改善プロジェクトも考慮し、自費治療院として国家の赤字回復に務めていきたいものですね!((笑))

懇親会参加してみました。

正面のビールを飲んでる眼鏡の方が川嶋先生です。

皆様お疲れさまでした。また、お誘い頂いたF先生に感謝申し上げます。