学会に参加して 報告

学会というものは同時進行で行いますから見逃さないために計画を立て
ておかないと上手く回れないものです。
この度は難治性疾患について、癌、パーキンソン、これからの医療についての
講演に参加しましたので報告します。


前回の答えは『安田講堂』の内部でした!

難治性神経疾患に対する鍼灸治療の現状と課題

「筋委縮性側索硬化症(ALS)に対する鍼灸治療の効果」
筋萎縮性側索硬化症(ALS)とは40代から50代の男性に発症(男女比2:1)
原因不明の神経難病で手足の力がなくなってきて3~5年後には呼吸筋が麻痺してします疾患。
意識はしっかりしているのに呼吸困難になる。もしくは延命治療を余儀なくされる病気です。
現代医学でも対症療法しかありません。
鍼灸治療でも病気を治すことや進行を止めることはできませんが初期時に開始することで
だるさや麻痺症状を軽減することで社会生活も継続でき、生活の質の向上ができるとのこと。
ご病気事態に対してどのように効くのかは根拠は証明されていません


「ジストニア患者に対する鍼灸治療」
ジストニアとは、持続的な筋緊張によって自分の意思とは関係なく異常に筋緊張を起こす疾患。
全身性に起こったり首や腕、唇、顔などの局所に発症することがあります。
例えば継続的に使用するピアニスト、ギターリスト、ゴルファーなどの腕に発症したり。
現代医学ではボツリヌス菌の注射など対症療法です。
鍼灸治療においては全身性や難治症のものは難しいが、局所的なジストニアには改善を
認めることが可能です。



食堂

安くて体によさそう 東大生の昼食です。


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「パーキンソン病に対する鍼灸治療への期待」
パーキンソン病は人口10万人当たり100人~150人で、中年以降に発症することが多く
年々増加している。特に70~74歳に発症することが統計上多い。今後更に患者さんが
増えることが予想されます。
やはり鍼灸治療でご病気が治ることはありません。しかし歩行速度や体のバランスが改善
されたり日常生活がやりやすくなることやメンタル的な症状が改善されることが可能
である。
世界的なパーキンソン病患者さんの薬物以外での治療(代替医療)では約半数の患者さんが
鍼灸治療を受けているとのことです。


「がん治療(緩和ケア)における鍼灸治療の役割」
鍼灸治療が薬の副作用を軽減したり、痛みやだるさを軽減することはすでに証明されています。
しかし医療の現場(臨床)ではただ機械的に鍼を打つということだけがまかり通る世界ではありません
不安や悲しさ、辛さ人生メンタル・フィジカルの問題とか人間を診るということでそんなことに科学的根拠
はできないです。つまり生きている質にたいして良好で幸せにできるかというところなのではないでしょうか。

これからの医療
ips細胞や人工知能(AI)などが出てくる医療はどの様に変わってくるのか。
患者さんの顔も見ない触らない、パソコンしか見ない医師はいなくなるだろう
すべてデーター化された優秀なAIがそれと変わることになるだろう。
ipsは素晴らしいしかし部分的な改良になりすぎて全体が見えなくなる医療。
全体を見通せるような視点が医療には必要になるだろう。
鍼灸は人に触れ、話を聞く。全体を見て人間を診る医学です。そして病気に
ならない体作ることができる医学ということで。期待ができるとのこと

どちらも必要であると僕は考えますが人間は人間らしくあるべきではないかと
思います。不老不死になるのもどうかと思います。
この度の学会から思うことは、西洋医学と東洋医学は根本から物差しが違う
それをもって同じ物差しで測ろうとしている研究では非常に難しくまた限界が見えて
しまいそれを超えられなくなります。
「質」への評価に舵を切り始めた鍼灸界はそれでいいと思います。
つまり、鍼灸治療とは病気そのものの治療ではなくその人のコンディションを整え
病気にならない体にすることまた、それにより病気が治りやすい心身にすることが主
です。

僕が昔から思ってきたことが再認識できた今大会でした!



天候に恵まれ実りある学会でした。感謝